ワンちゃんのしつけをするのは飼い主の責任であり義務でもあります。しっかりとしつけをしたほうが犬にとっても幸せなことでもあります。
室内飼いのワンちゃんの場合には、トイレのしつけは重要なテーマの一つです。
トイレのしつけ方には色々な方法があって、それぞれのワンちゃんに合う合わないがあります。
一つのしつけ方に固執せず、他の方法も試してみましょう。
その中で、効果の高い方法をひとつご紹介します。
・まず、ケージの中の1箇所に寝床スペースを作り、タオルなどを敷きます。
寝床以外のスペースには、トイレシーツを敷き詰めます。
・次に、寝床以外の場所で排泄できるようになったら、寝床に近い場所のトイレシーツを1枚外し、様子を見ます。
・すると、排泄する場所としない場所の傾向が出てくると思います。
そうなれば、排泄しない場所のシーツをまた1枚外します。
・徐々に1枚ずつシーツを外していくと、最後には1箇所のシーツが残ります。
ここが、トイレの場所となります。
あせらずにワンちゃんのペースにあわせて、気長にやってくださいね。
「無駄吠えして困る」「無駄吠えしないようにしたい」というのは、ほとんどの飼い主さんの願いでしょう。
しかし、「無駄」と決め付けているのは人間のほうだけで、彼らにとっては意味のある行為です。
それをまず理解してあげてください。
犬が無駄吠えするのは、主に次の2つのパターンがあります。
①飼い主さんに何かを訴えているため
②他者を威嚇するため
①の場合、はじめは何かを訴えるためだったのが、次第にエスカレートして自分の要求(わがまま)を通すために頻繁に吠えるようになることがあります。
②の場合、自分のテリトリーに他者が侵入してきたときに本能的に吠えるものです。
いずれも、ワンちゃんが飼い主さんをリーダーとして認めていないことが原因です。自分がリーダーになって家族を守っているくらいに思っているのかもしれません。
ですから、飼い主さんは自分がリーダーであることを彼らに認めさせる必要があります。
まず、ワンちゃんがわがままを通そうと吠える場合には、飼い主さんはそれに応じてはいけません。吠え止むまで無視しましょう。
次に、ワンちゃんがお客さんに吠えるときなどは、よく大声で「止めなさい!」などとしかることがありますが、これはやってはいけません。
この場合には、興奮しているワンちゃんを押さえつけて身動きできないようにしましょう。
大きめのワンちゃんなら背中から覆いかぶさり、口をつかんで「止めなさい」と低い声で言い聞かせましょう。
ポイントは低い声ではっきりと言うこと。高い声で怒鳴るのは逆効果です。